技術力が発展した生成AIでは当たり前のように
などが誰でも簡単に作れる様になりましたが、その一方でこの様な「うまくできなかった」という声もしばしばあります。

思ってたのと違う・想像していた感じとズレている



AIで作った臭いが強すぎる作品になってしまった



いいんだけど面白みに欠ける



だんだんストーリーの内容・因果関係・展開がぐちゃぐちゃになる
そんな失敗してどうすればより良いものが作れるのかで迷っているあなたのために!
この記事では生成AIとものを作る上でのポイントを実際の生成AI小説制作過程を交えながら
を解説していきます。



作品作りしてみたいけど一から作品作りの知識を勉強するのが面倒だからAIに助けてもらいたい



自分だけではアイデアがいまいち弱いからAIの力を借りて作品作りしてみたい
と思ってるけど失敗してしまった・それでも最低限の知識が欲しい方はぜひ最後まで読んでいってください!
※まず以降の前提事項としてこの記事では実例として私自身が生成AIと協力して現在進行形で作成している小説作品「魔女狩りと呪い」を使用します。完成作品は以下から閲覧可能です。


全て読みたい場合はnoteからご覧ください→https://note.com/noitan_racnier/n/na4ae7b6742d9?sub_rt=share_sb
他にも生成AIを題材にした記事を用意しておりますのでご興味あればそちらもみていってください!




筆者挨拶
はいということで閲覧ありがとうございます!ノイタン・ラクニエルです。
9月ごろから謎に投稿されてきた生成AIシリーズの伏線回収回です?!
やっぱり雑に誰でも頭に思い浮かんだことを実際に作品にできるっていいですよね?!
ラクニエルは知的好奇心が旺盛なこの私、ノイタン・ラクニエルが知的好奇心を満たすために様々なことを実際に体験してそれをレポートするブログです。
それではお楽しみください!Let‘s Play!
生成AIに指示する上で重要な知識・ポイント


まずは生成AIを使って創作をする場合に知っておきたい知識と意識したいポイントは
この2点です。
共同制作をする際にお互いの長所や短所も知らずにお互いに意見をぶつけ合っても物事がうまく進んでくれないのと同じことです。
それでは順番に解説していきます。
そもそも生成AIとはどういうものなのか?


生成AIとはどういうものなのか?それは
人々が築き上げた膨大な既存データにアクセスできるもの
と言えます。
生成AIは例えば「〇〇は△△であり⬜︎⬜︎と関連性がある」の様な情報を添加した膨大な量のデータをあらかじめ人工的に学習させることでそれらのデータを
- 特徴を記録してグループ化
- グループ化したデータの特徴を組み合わせて平均化(合成)
することによって
ことができるものです。
生成AIにはどんな性質があるのか?


上記の生成AIの仕組みを理解した上でその性質はどの様なものなのか、それはおおよそ以下のとおりです。
- 学習・要求されていること以上のことは理解できない
- より理想的な結果を得るためには指令内容を工夫する必要がある
学習・要求されていること以上のことは理解できない
生成AIは学習させていること以上のことは理解できず、あらかじめ学習・指令された範囲でしか動くことはできないです。
例えば生成AIに以下のシチューの画像を生成してもらって、
人と他の生成AIにこの画像についてどんな味でどんな食感なのかなどの詳細の推測を質問したとします。


人の場合はこの画像から
- これがどんな味がするのか?
- どんな食感なのか?
を詳細に脳内で想像することが容易にできます。
一方で生成AIの場合はどうでしょうか?
- どんな味・食感がするのかは学習データから予測はできるが想像はできない。
- どんな食材が使われているのかは見た目からしか判らないためレシピの完全再現はできない。
このように生成AIは学習データとして与えられている情報から推測することしかできないため、それ以上の表現はできないです。
より理想的な結果を得るためには指令内容を工夫する必要がある
また生成AIは指定されたこと以外は学習済みのデータの平均的な情報で補完する仕様上、「要求していないイメージ(言語化できなかった詳細情報)」を結果として出力することもないためプロンプト(指令)の文脈にも工夫が必要です。
先ほども例としてあげたシチューの生成画像を例に説明すると
この画像は「美味しそうなクリームシチューの写真。」というプロンプトで作成しています。


私の場合、「クリームシチュー」と言われると



牛乳ベースのとろみがあるスープ料理
とすぐに想像できますが、実際にその様な画像生成を期待して実際に生成AIが出力した上記画像はどうですか?
のようにシチューという事前に学習されている単語の意味からその料理の画像を生成し、その後で添加されている「クリーム」「写真」という情報を基に画像を生成してしまっています。
この時点で生成AIはユーザーにとってのクリームシチューがどんな料理なのかを理解できておらず認識の乖離が発生してしまっています。
そこで「美味しそうなクリームシチューの写真。」というプロンプトを「料理の写真。白色でペースト状のスープ、材料には大きめに角切りされたにんじん・じゃがいも・鶏胸肉が使われている、具材の量が少ない。」と言い換えてみるとどうでしょうか?


するとこのように概ね期待通りの画像を出力できていますよね?
このように人の頭では理解できているものでも生成AIは「あらかじめ学習理ている言葉の意味の通りにしか生成できない」ため、指令内容を工夫しないと意図しない生成がされてしまいます。
生成AIと作る上での最適な使い方


それでは実際に生成AIの特性と傾向を踏まえた上での生成AIとどのように創作をすると良いかについてをこれから紹介します。
特にお勧めできる使い方については以下の
2つとなります。この先の内容を読むたまえに念を押させていただきますと
ある程度自分で作れる技術がないと生成AIで自身を満足させられるような作品は作れないです。
※例:画像生成なら画像の詳細を伝える文章力、小説ならどんなコンセプトの作品にしたいかのどの欲求
とにかく生成AIと何回も何回も根気強くキャッチボールをすることで生成AIで作った創作物の質が上がります。
それでは順番に解説していきます。
生成AIの使い方1:原案作成


原案作成は生成AIに任せるのに非常に有効です。その理由は
物理的に人よりの作品の知識に対する学習量が多く、人力よりも素早くアイデアを膨らませられるからです。
それでは実際に「魔女狩りと呪い」の作成においての使い方を例に説明します。
資料:実際の過程
まず私は今回のパートナーであるChatGPTに以下のように投げかけました。


これに対する結果は以下のとおりです。(現在公開されているエピソードに関連する部分のみを抜粋)


このようにまだ1度目の回答では物語とは到底言えないほどの要点だけをまとめたスケッチになりますが、最後に生成AIは大体



このスケッチからどんなものが作りたいのか?
という質問をしてきます。そのため今回は
- ノベル(小説)形式に各章をより詳細に
- キャラクターの心情をよりわかりやすく
という要点を伝えて加筆する様に依頼を行いました。その結果が以下のとおりです。


その結果先ほどの出力結果よりもより内容の濃い作品にはなりましたがまだ小説としては文字数も密度も足りているとは言えません。
- 各章の文字数を増やしより重厚にし、各種用キャラクターにも名前を与えた上でセリフなどの演出の強化
- キャラクター名とその立ち位置の確認
を依頼したことによって以下の様に整理されました。








上記資料の例のように生成AIは前述した特性を踏まえて
物語の根幹部分だけ自分で作る→生成AIがそこから膨大な学習データから物語の形成
このように生成AIは「0から1」よりも「1から100」にする(作家に対するアシスタント)作業→話を膨らませることの方が得意です。
そのため原案作成を生成AIに任せるのはかなり有効な使い方になります。
生成AIの使い方2:意見交換


続いて生成AIは作品に対して



本当にこれで良いのか?
という不安感を払拭したりより良い改善案を提示してくれる意見交換相手としても最適です。
それはそもそも生成AIが持つもう一つの側面である「対話形式の検索エンジン」としても活かせるからです。
実際に使用した一例は以下のリンクから確認できます。
https://chatgpt.com/share/695b2dc7-6060-8001-b8de-0e4d00006730
この例の場合は魔女狩りと呪いの5章の昔話パートの昔話についてを確認していますが、
生成AIはこの質問に対して
を交えて評価してもらえています。
より良い作品を作るには他者の意見も必要不可欠ですが、これならわざわざ他の人を招いたり雇う必要なくある程度の意見交換相手として有効ですよね?
そのためより良い作品を作る上で、生成AIと意見交換をすることがより良い生成AIで創作するコツとなります。
生成AIで作る弱点〜最後は人の力〜


ここまでこの記事を隅まで読んでいただいた方はなんとなく気がついたことでしょう?生成AIだけで作品を作ると主に以下の点がよく特徴として上がります。
この様な傾向が発生する理由は生成AIが
からです。
実際に魔女狩りと呪いの一文を抜粋して公開済みのもの・生成AIが作成した原案・生成AIに伝えたベース文の3つを比べてみると






この例の場合、
- ベース文では「密告」で魔女だとバレたため街を出た
- 公開された作品では「密告」ではないが見つかった→主人公が口封じをした→パン屋のオーナーが助けてくれた
と街民達が直接魔女狩りに関与する描写の指定をしていない→公開作品から作者は主人公がひっそりと街を離れる想定をしていたと思われるが生成AIの出力結果はどうでしょうか?
- 街中で暴徒とかした街民達に主人公が弾圧されている
- 魔女狩りという割にただ差別的な言葉で街から追い出してしまっている
のようにおそらく作者は想定していないであろう意図の読めない改変が起こってしまっています。
※実際に意図しない結果でしたし、おそらくこの改変は生成AI側は村八分のような被害に主人公を合わせることでより読者の心に訴えかけられると計算したんだと思われます。
※その他数カ所も同じように順番の入れ替えや注釈としてなぜか伏線を台無しにしたりなどの出力が見られた。
この様に生成AIの力だけではどうしても意図しないベース分の改変や親切心ゆえの早すぎる伏線回収・その他いまいち遊び心に欠けるなどの妥協点が発生しますので
最後はしっかりとあなた自身で想像を膨らませてより味わいのある作品を完成させてみましょう!
まとめ


それでは最後に生成AIを使って創作をする場合のポイントとおすすめの使い方についてまとめます。
エピローグ


以上が今回のレポートとなります!
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他にも生成AIを題材にした記事を用意しておりますのでご興味あればそちらもみていってください!




See you again…

