キャンプなどでたまに

ちょうどよく使える丈夫な紐が欲しい
という需要が発生することがありますよね?
特に近くにホームセンターがない場合にこんな事態が発生した時困ります。

100円ショップやコンビニならあるけどそこで調達できるアイテムでちょっと丈夫な紐が作れないか?
そこでそれを実現できる
実際の編み込み方
実際の強度
を覚えていきましょう!
- 1 6本丸編みの編み方
- 1.1 1:紐を6本同じ長さに切ります
- 1.2 2:片側の先っぽを玉結びします
- 1.3 3:6本の紐を2本ずつの3組に分けます
- 1.4 4:端の2本で真ん中の2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(白・紫の2本で跨いでます)
- 1.5 5:4で動かした反対の端の2本で今度は今真ん中に来ている2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(写真では青・黄の2本で跨いでます)
- 1.6 6:5で動かした反対の端の2本で今度は今真ん中に来ている2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(写真では空・桃の2本で跨いでます)
- 1.7 7:6で動かした反対の端の2本で今度は今真ん中に来ている2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(写真では白・紫の2本で跨いでます)
- 1.8 8:7と同じように反対側の端の2本を交互に真ん中に来るように捻って交差させます。
- 1.9 9:完成
- 2 6本丸編みの強度の検証
- 3 6本丸編みのおすすめの使用例
- 4 エピローグ
6本丸編みの編み方

1:紐を6本同じ長さに切ります
編み込むと切り出した時よりも長さが縮むため、この時必要な長さの1.5倍くらいの長さで切ります。

2:片側の先っぽを玉結びします

3:6本の紐を2本ずつの3組に分けます

4:端の2本で真ん中の2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(白・紫の2本で跨いでます)

5:4で動かした反対の端の2本で今度は今真ん中に来ている2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(写真では青・黄の2本で跨いでます)

6:5で動かした反対の端の2本で今度は今真ん中に来ている2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(写真では空・桃の2本で跨いでます)

7:6で動かした反対の端の2本で今度は今真ん中に来ている2本を跨ぐように交差させ、3組の真ん中に来るようにします(写真では白・紫の2本で跨いでます)
この時、必ず網目の表に出てきている紐(写真で解説すると紫の紐)が真ん中の2本を下から跨ぐように捻って跨ぎます。

8:7と同じように反対側の端の2本を交互に真ん中に来るように捻って交差させます。
9:完成

6本丸編みの強度の検証

では続いて6本丸編みの強度についてですが、今回は
- 6本丸編みした紐
- 6本の紐を束ねただけのもの
の2種類を用意して検証します。
今回検証する方法と用意するものは以下のとおりです。
6本丸編みの強度検証
1:頑丈で重いものに紐を縛り、反対側は握力測定器に縛って引っ張る
今回用意したもの
1:2種類の紐

2:握力測定器

検証前の予備知識
実際に検証する前に一般的に言われている結果を紹介します。

要するに「編み込んだ方がより耐久性がある」という結果になるはず。それではいよいよ検証していきます!
実際の検証結果

それでは実際の検証結果は以下の通り。
6本丸編み | 紐の種類 | 6本を束ねただけ |
14.6kg | 耐えられた力 | 測定不可(少なくとも20kg以上は耐えてた) |
意外なことにまさかの6本を束ねただけのものがより強い力に耐えることができました。では続いてなぜこのような結果になったかを考察します。
6本丸編みの方が耐久性が低かった理由 その1:編み込みの締め付け強度のムラ
まず考えられる理由としては6本丸編みを手編みしたことによる編み込みの締め付け強度にムラが発生したことです。
これにより引っ張られている時に発生する紐へのストレスが均等ではなくなり局所的に発生するからです。
これは同じ高さからスマートフォンを平されたコンクリートに落とすのとゴツゴツに傷んだアスファルトに落とすのでは後者の方が画面が割れてしまう原理と一緒です。
6本丸編みの方が耐久性が低かった理由 その2:編み込み中に発生した摩耗
もう一つの理由として考えられるのは今回検証に使ったのが綿の紐だったこともあり、編み込んでいる時に紐同士が擦れてしまい強度が落ちたということです。
新品の輪ゴムと千切れかかった輪ゴムを同じ強さで引っ張ると後者の方がすぐに切れてしまうのと同じ原理です。
6本丸編みのおすすめの使用例

では最後に6本丸編みを実用例としておすすめなものをいくつか紹介します。
過酷ではない用途での固定
やはり6本を束ねただけの時よりも紐としての取り回しがよく、固定がしやすい。ただし手編みだと強度が落ちる可能性があるのでハンモックの吊り紐のような体重を預けるような過酷な運用は向かない。
見た目が重視される場合の固定用
お店の備品の固定など比較的人目につくようなある程度見た目の良さを考慮する必要がある場合は有効。
ミサンガ作りのアクセント
シンプルで落ち着いた編み込みになるためミサンガ作りしたい時など編み込みのデザインに緩急をつけたい時に有効。
いかがだったでしょうか?利用用と似合うならぜひ試してみてください!
エピローグ

以上が今回のレポートとなります!
Xの方で「 #ラクニエル番外編 」でマクドナルドやスターバックスの食レポもしておりますので
もしよろしければ見ていただけると嬉しいです!
ラクニエルでは毎回気になっていたことを実際にやってみる体験レポを中心にブログとしてレポートしています。
もし今回の気に入っていただけましたら、ぜひまたラクニエルへお越しください!
See you again…